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2018年4月の銅相場を振り返る

2018年5月15日 13:00


日頃は大変お世話になっております。
守谷営業所事務担当の久保です。


5月に入って下げスタートとなった銅建値ですが、再び80万円の大台に乗せてきました。

4月中には銅建値は大幅な上昇を見せ、月末には2月末以来の80万円に達し、3月末に比べて6万円の大幅高となりました。

 


今回も円換算したニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅(COMEX銅・NY銅)の動きをを中心に、4月の銅建値の動きを振り返りたいと思います。


グラフはCOMEX銅の期近物と、その円換算、そしてドル円相場の3月末から5週間の動きです。

 

 
青い線で示された「円建てCOMEX銅」のグラフを見ていくと、月末にはやや下げたものの、ほぼ上げ続けた一カ月となっています。


この動きを、「ドル建てCOMEX銅」の動きと「米ドル/円」の為替相場の動きに分けてみると、月の前半は「米ドル/円」の動きは少ないものの「ドル建てCOMEX銅」が堅調に推移。

 

一方、後半には「ドル建てCOMEX銅」が下げに転じるものの、円安が進み「米ドル/円」が上昇しました。

このため、「円建てCOMEX銅」は月の前後半とも上昇することになりました。

 

 

4月前半の「ドル建てCOMEX銅」の上昇は、「米中の貿易戦争への懸念」が徐々に後退したことを反映しています。

 

また月の後半に向けて注目された「米ロの対立」は、ドル高の逆風になることもあったものの、ロシアのアルミ大手企業ルサールへの制裁が「ニッケルやアルミの急騰」を招いたことで、その上昇が銅相場にも波及して、18日からの銅の高値を支えました。

 

月末近くには、米国債利回りの上昇などの影響で大きく進んだ「ドル高」に耐え切れず、ドル建てCOMEX銅は反落しますが、その一方で「円安」が進んだことで、円建てCOMEX銅は好調を維持することになりました。

 

 

以上、一カ月間ほぼ上げ続けた4月の銅建値は、「円建てCOMEX銅」の動きから見ると、「米中の貿易戦争への懸念」の後退、「米ロの対立」からの「ニッケルやアルミの急騰」、大きく進んだ「ドル高」「円安」の進行に大きな影響を受けていたことがわかりました。

 

今月もご参考までに、ドル建てCOMEX銅とその他の各相場の動きのグラフもご紹介しておきます。
 

 

4月も原油は単独で大きな値動きを見せ、直近でも米国のイラン核合意からの離脱で一段高となり、WTI原油は70ドルを回復しました。

 

月の後半の銅の動きが、米国株式の指標であるNYダウを上回っていたのは、「米ロの対立」からの「ニッケルやアルミの急騰」の影響ですが、アルミ大手ルサールへの制裁も緩和の方向に進んだことで、月末にはその影響は消えてしまったようです。

 

 

5月に入って中国の経済指標は比較的好調と思われますが、銅相場の反応は限定的です。

やはり北朝鮮問題、イラン問題など相次ぐ不安材料に銅相場もやや弱気になっているのでしょうか。

 

 

今後もいろいろな観点から「銅相場」を学んでいきたいと思います。

 


久保 淳

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