銅相場と投機筋の動き


2018年2月14日 16:30 日頃は大変お世話になっております。 銅相場勉強中の久保です。 この2月は、NYダウの乱高下に代表される激しい金融市場の動きで、投資家の不安は依然として大きいようです。 ロンドン金属取引所(LME)や、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅も、その影響を免れず落ち着かない動きを繰り返しています。 銅相場の世界でも、銅を需要・供給する「実需筋」に対して、投資目的で市場に参加する投資家がおり、商品相場の世界では「投機筋」と言われています。 株式や債券の金融市場に対して、商品市場の規模はあまりに小さいため、「投機筋」の資金が動くと、商品市場には大きな影響を与えるようです。 では、毎週公表されているデータから、ニューヨーク商品取引所(COMEX)銅市場の「投機筋」の動向を見てみましょう。

このグラフは、ニューヨークのCOMEX銅先物の建玉(たてぎょく)、つまり先物の未決済残高を示したもので、未決済の先物買い残高である「買い建玉」と、未決済の先物売り残高である「売り建玉」を差し引きして、「正味建玉」を表しています。 この建玉は市場参加者を「生産者・商社等」「スワップディーラー」「マネージド・マネー」「その他大口取引者」の4つに分けて公表されています。 このうち「投機筋」と言われるのはグラフの中の黄色い線、ヘッジファンドや商品投資顧問(CTA)や先物運用管理会社が含まれる「マネージド・マネー」です。 この「マネージド・マネー」の動向が、銅の価格に大きな影響を与えていると言われますが、グラフを見ていかがでしょうか。 確かに銅相場の上げ下げと「投機筋」の動向には強い関係があることが見てとれるようです。 またここで目を引くのが、トランプ米大統領当選から始まる銅の高騰以降、「マネージド・マネー」の建玉がこれまでになく増加している点です。 これは、ここまで銅に投資をしてこなかった新しい資金が入っていることを示しており、今後も持続して銅を保有するかどうかには、疑問のあるところです。 銅市場が投資先としての魅力を失った時には、この新しい資金が一斉に出ていくという懸念が強いということでしょうか。 金融市場の動きの激しい時には、「投機筋」の動向からも目が離せません。。 今後もいろいろな観点から「銅相場」を学んでいきたいと思います。

久保 淳

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