2017年8月4日 16:25 日頃は大変お世話になっております。 守谷営業所事務担当の久保です。 前回は「銅相場」と欧米と中国「製造業PMI」の関係を見ましたが、7月の結果が発表されていますので復習を兼ねて確認してみます。 では今回も「製造業PMI」と「NY銅」について、個人的にまとめたグラフをご参考にしていただきます。
7月の「製造業PMI」は、米国、ユーロ圏、中国の国家統計局PMIの3つが下落、唯一、中国の財新PMIのみが上昇です。 一方「NY銅」の7月平均は6月より上昇しており、同月の「製造業PMI」の動きとは異なり、単純に連動するのではないことがわかります。 実際に日々の「銅相場」の動きを見ると、7月31日、発表された中国国家統計局の「製造業PMI」は前月より下落したものの、「銅相場」はこれに反して上昇しています。 これについては、中国の「製造業PMI」は下落したが、依然として50を上回る高水準であったことを銅市場は好感した、と報道されています。 確かに中国製造業PMI(グラフの灰色の線)の動きをグラフで見ると、報道の通り高水準を維持しているように思えます。 こういう相場の反応も、数字だけを書いた記事を見るよりグラフも含めて見ると、より納得しやすいようです。 今後もさらに「銅相場」を学んでいきたいと思います。
久保 淳