2017年7月26日
最終更新: 2020年3月20日
2017年7月26日 10:25
日頃は大変お世話になっております。
守谷営業所事務担当の久保です。
今日は「銅相場」と「中国経済」の関係を学びます。
「世界の銅消費の半分を中国が消費している。」
こんな言葉を聞き、本当なのか調べてみると World Bureau of Metal Statistics の統計では2015年の電気銅消費は・・・
世界合計 22,616千トン
中国 11,353千トン
計算すると中国の占める比率は50.2%となり、確かに世界の銅消費の半分を中国が消費しています。これなら「中国経済」の動向が「銅相場」に大きな影響を与えるのは当然です。
「銅相場」に大きな影響を与える「中国経済」の動向を見るのに重要視される経済指標の一つに「製造業PMI」があります。
PMIは、購買担当者景気指数とも呼ばれ、購買担当者へのアンケートで業況感を捉える景気指標で、50を超えると景気拡大を、下回ると景気後退を示すものです。
中国のPMIは月初、月末に発表され、国家統計局と民間企業の財新がそれぞれ、製造業と非製造業に分けて発表しています。
個人的に調べたデータですが、ご参考までに「NY銅」と「中国製造業PMI」のグラフをご覧ください。その関係が見えてきますでしょうか?
下落、上昇の動きが似ており、一定の関係がありそうですから、今後さらに中国の製造業PMIに注目していきたいと思います。
久保 淳